タバコが止められない本当の理由
何度か過去に記事にした事が有るのですが私は、かなりのヘビースモーカーでした。そして言い辛い事ですが二十歳前より喫煙していました。禁煙に成功する1年前は1日3箱近い本数を吸っていました。タバコを止めて数年が経過し1本も吸っていない事が自分でも不思議ではあります。
禁煙に成功した人のなかにはタバコの煙を極度に嫌がる人も結構居ますよね。以前、一緒に働いていた同僚もそうでした。人によって理由は様々でしょうけど、気持ちは判らなくはないです。
しかし私は、どういう訳か、そうはなりませんでした。今でも全く吸おうと言う気にはならないのですが、同じ車内で同僚がタバコを吸っていても平気です。「私に気を使わないで吸ってくれ」と言っています。
隣で吸われたら吸いたくなっちゃうんじゃないの?
そう思われるかもしれませんが吸いたくなりません。
ただタバコを止めた事によって人生の楽しみの一つが消えてしまったとは感じています。
タバコが今までの人生の中で私にとっての小道具として様々な過去のシーンの一部に有るのです。その事自体は寂しいと思う事が有ります。
でも結局、タバコを吸ってしまえばニコチンの虜になってしまうので、もう吸う事は無いと思います。タバコを吸う事で自分と周囲の環境に様々な害をもたらす事は現在では誰でも知っての通りです。このブログのテーマは体臭改善なのでタバコを吸う事で体臭と口臭が悪化する事は以前にも、お伝えした通りです。
タバコを吸っている限り、いくら口臭や体臭のケアをしても殆ど意味がないほど臭くなります。
タバコの害はよく分かっていても止められないのは何故なのか?
私は完全にニコチン依存症でした。何処に出掛けてもタバコが吸える場所をリサーチする必要が有りました。喫煙スペースでは1本で収まらず2本3本と吸うチェーンスモーカーでした。これは次はいつ吸えるか判らないと言う心理がそうさせるのです。
脳にはニコチンが結合すると快感が得られる受容体があります。α4β2ニコチン受容体と言うのだそうです。タバコを吸うとまずニコチンが肺から血中に入り、すぐに脳にまで送り込まれます。そしてニコチンがα4β2ニコチン受容体にハマり込んでドパミンが放出されます。ドパミンが放出されると快感が得られるので、また吸いたくなる訳です。完全にニコチンの奴隷状態ですよね。
禁煙するにあたって病院で処方される飲み薬が有ります。この禁煙補助薬はニコチン受容体に先回りして結合しニコチンの場合より少量のドパミンを放出させてタバコを吸った時と同じ様な状態を疑似的に作り出しイライラなどのニコチン切れ症状を軽減します。またニコチンが受容体にハマり込むのを邪魔する事になるのでタバコを吸った満足感を感じにくくする事にもなります。
私が処方された薬はチャンピックスでした。この薬を飲みながら12週間を掛けてタバコの本数を減らしていくのです。徐々に本数を減らして、この日から禁煙して下さいという日が訪れます。。しかし私は、その日になっても20本以上吸っていたのでした。
私はニコレットなどの貼薬やガムタイプでは効果が弱過ぎた様で上手くいきませんでした。飲み薬は確かに効果は有ると思います。タバコを吸っても不味いと感じる様になりましたから。でも結局、最後は意思のチカラは必要だと思います。
現在タバコを吸わなくなってニコチンの呪縛からは自由になり、いつも喫煙スペースを探す様な事も無くなりましたが禁煙中に何で失敗してしまうのかと考えると、それは、この先、一生タバコを吸えなくなる恐怖だった様に思えます。
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