世にも驚愕の大腸モノガタリ
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最終更新日:2020/08/01
身体の中から改善する
2週間前にMTB(マウンテンバイク)で雨上がりのトレールでコケて右肩を強打しました。骨には異常が無いと思い放置していたのですが痛みが取れず整形外科を訪れました。待合室に置いてあった医学系の無料ペーパーをパラパラと捲っていたのですが何とも興味深い記事を発見したのでした。
腸内環境を整えて一日一便にする事の重要性や、便秘の危険性。または腸内環境を整える為に良いとされている善玉菌である乳酸菌や類似する菌の重要性や、それらを効率的に増やすオリゴ糖などの紹介がされていました。
ここらまでは、私もこのブログで自らの推論を基に実践してたりしてる事なので、ウンウン頷きながら読み進んでいました。しかし・・・
腸内フローラ
聞いた事の無い用語が登場しました。私は全く知らなかったのですが簡単に言うと 身体の腸管内では多様な細菌が絶えず増殖を続けているそうです。これらが腸内細菌と言う事になると思いますが個々の菌が集まって複雑な微生物生態系を構築しているそうです。これを「腸内フローラ」と呼ぶそうです。何だか人間の身体の中にも小さな社会が有る様なイメージですね。
そして気になるのは腸内細菌の数はおよそ100兆個と驚きの数ですが、その種類は一人あたり数百種にのぼり、その構成は食習慣や年齢などによって一人ひとり異なると言う事実。この腸内フローラは、身体に対して様々な生理作用を及ぼしている様です。病原菌の定着阻害をしたりビタミンの産生(!)免疫系の活性化、などもしてるそうです。悪い作用なども有って腐敗産物や発がん物質の産生、各種腸疾患へ関与が有るそうです。
イメージ的な話になってしまいますが腸の中に細菌のコロニーが有る様な感じでしょうか。そして、このコロニーの性質が私たちの生活習慣などで全く別物になると言う点が非常に興味深いです。
このブログで以前書いたかと思いますが便秘が解消されて便通が規則的になると、それ以外にもオモシロい効果を自分の身体で経験しているのです。
ダイエット的な効果だとか体臭改善の効果などは、有る程度予想していたのですが精神的な気分の高揚が有った事が挙げられます。まぁ身体が調子よくなれば気分も明るくなるとは思いますが、この冊子の記事を深読みすると非常に神秘的なものを感じました。
多分、様々な自分なりの改善をしていくうちに私の腸内フローラの性質が変化をしているのだと思います。
ここら辺は私の楽観的な憶測ですが、この様に腸内細菌が身体や心までに様々な影響を与えていると思うと非常に不思議ですね。健康な人の腸内フローラは、その様な性質を持ち身体に疾患が有る人の腸内フローラは、それに合わせて性質が悪くなると言う事だと感じます。しかも癌の発生や動脈硬化などのメカニズムにも関係が有るらしいのです。
腸内フローラを使った研究は盛んにされていて糖尿病の抑制や肥満の解消などにも応用ができそうとの事でした。しかし現在のところ健常者の大便を薄めて使うとの事なので、かなり抵抗は感じますが(笑)
・・・多分、腸内細菌が私たちの一生で経験する様々な疾病や遺伝的なものまでにも実は多く関わっていて心のありようまで影響していると感じました。ワキガなどの遺伝的な情報にも細菌は関与しているのではないかと言う印象を持ちました。研究が進めばワキガなども飲み薬で完治する未来は遠くない様な気がしますね。
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